2022-04-04
「一つのことを極める」それは、仕事でも学びでも遊びでも、常に本番の精進の道です。
1980年代だったでしょうか、音楽が人・動植物の発育に良い影響を与えることが謳われ、胎教音楽が流行ったり、畑やビニールハウスにモーツァルトの曲を流して果物の育ちを助けるなど、様々な取り組みが始まりました。
イタリアのパルマ・レッジャーノのチーズParmiggianoの熟成倉庫でも、毎年、熟成の質を上げるために、定期演奏会つき工場見学を企画し、弦楽四重奏のコンサートを開いたりします。
どおりで美味しい訳ですね(笑)!
このプロセスでは、曲が持っている特徴が演奏中に波長となって、聴き手の波長と同調し吸収されるわけですね。
その届いた波長は、この頃の研究では、量子レベルで聴き手に質的な影響を与えることが分かってきています。
与えられた影響は、聴き手の中で年輪のように層をなして、成長の核となります。
曲、演奏家、聴き手の息が合った時、音楽は最大のウェルビーイング効果を発揮するのでしょう。
目に見えない音の世界のベネフィットを毎日の生活に取り入れることができたら、私たちは、今以上に大きく成長できるのではないでしょうか?